国宝松江城 全国で現存する12天守閣のひとつで、唯一の正統天守閣といわれています。城郭建築最盛期である慶長期を代表する天守として、平成27年7月に国宝に指定されました。白漆喰の壁は少なく、大部分は黒の下見板で覆われています。黒を基調とした古色で質実な印象を醸しています
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城山に入ってすぐ、樹冠全体に綿雪を被ったように純白の花を咲かせる木がありました。和名『ヒトツバタゴ』というモクセイ科の高木で、俗称『なんじゃもんじゃの木』日本では長崎県対馬、岐阜県、愛知県、三重県の一部に自生地があるだけの珍しい木です(一つ葉の田子=ヒトツバタゴ)
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花冠は深く四裂して細く、長さは12~25mm。繊細で可憐な花で、雪のような花が木全体を覆い尽くす様は、神秘的でとても美しい風景でした
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自然石や割石を積む『野面積』と、石切り場で切り出した石の、平坦な面を加工し合わせやすく積んだ『打ち込み接』という手法で積まれた石垣が、当時のまま残っています
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松の庭園
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松江城は5年で完成しましたが、そのうちの3年間は石垣に費やされました
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興雲閣 松江市有形文化財、松江市歴史的風致形成建造物。明治36年、明治天皇の行在所に使用する目的で造られた迎賓館
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歩くのが苦手な我々は観光ガイド付きの船で『堀川めぐり』を楽しみました。
国宝松江城の堀、約4kmを約1時間かけて周遊する遊覧船です
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武家屋敷や塩見縄手の老松などを船に揺られながら、ゆったりと眺めることができました。
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乗合船は定員10名の小型船で、屋根が折りたたみ式になっています
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船を進めていくと新緑が美しく、藤の花やなんじゃもんじゃの花も咲いていました。カワセミ、鴨、亀などの姿も見られました
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16ある橋のうち、4つの橋は橋げたが低く、屋根を折りたたみ、乗客は体を低く折り曲げて橋の下をくぐります。寒い時期はこたつ船になるそうです
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橋の下からの風景。左の赤い幟は『松江ホーランエンヤ伝承館』の旗。ホーランエンヤとは10年に一度、約100隻の船が豪華絢爛な大船行列を繰り広げる、全国最大級の船神事です。今年は5月18日から26日まで行われます
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堀川めぐりの途中の船乗り場で、手を振って見送ってくれました
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